武蔵五日市で「引きずり出しうどん」という、なんかすごい名前のうどんを食べた。

お椀にかつお節をひとつまみ入れ、ネギと柚子胡椒を少し加えて、醤油をかけ回す。

ここに土鍋の茹で汁にひたった熱いうどんをひとすくい入れ、すする。   

うまい！

驚きました。こういううどんは初めてだ。あっという間に胃袋に消えた。

讃岐うどんとも、武蔵野うどんとも、吉田うどんとも違う。

のらぼう菜、キャベツ、大根、人参も味が濃くおいしい。

このうどんは、ご主人が自分の麦畑で作った小麦粉から作るそうだ。

柚子胡椒も自家製で、香りよく爽やかでいて、鋭い。

仲のよさそうなご夫婦でやっていて、畑はご主人が兄弟でやっているそうだ。

こんな雨の日にたぐりたい一品。

自家製プリンもおいしかった。そんなの作っているところも面白い。

店も素朴に魅力的だと思っていたら、半分はご主人が自分で作ったそうだ。

箸置きくんを持っていたので、こっそり出して食べる前に撮った。

でも食べ始めたら夢中になって、箸置きを忘れていくところだった。