2020/06/24 01:19


切り絵を始めたのは20歳ぐらい。
きっかけは、母親がたまたま市の短期講座に通って、その道具が実家にあったから。
その切り絵は中国式で、下絵のコピー用紙と、煎紙という黒い特殊な紙を重ねて、
カッターで着るというものだった。
切り絵をやってる、というと「あの落語家がやるやつですか」と身ぶり付きで言われる。
思わず苦笑してしまうけど、それとは随分違う。
この切り絵は、ふらっと箸置きをボクとコラボレーションで作っている、
肥前吉田焼の辻諭さんを切ったもの。黒い部分が切り絵で、色はパソコンでつけている。
一枚の黒い紙を切るので、黒い部分は全部繋がっている。
TASC monthly」という、書店にはあまり置いてない月刊のPR誌の表紙の切り絵の仕事をしていて、
これもそのために切った。今月でその連載が100回になった。
吉田焼の絵付けも、こんなふうにコツコツ続けていきたいな。
なんて、ちょっとでも力むと、途端にだめなんだよな、何事も。

考えない、考えない