2020/09/10 13:58


「サチのお寺ごはん」8巻(秋田書店)が届いた。
ふろふき大根。
今回のマンガ読んで、ちゃんと味噌ダレ作って、丁寧に作ったふろふき大根を、
一人でじっくり味わって食べたくなった。
絵も描写も展開もセリフも、ふろふき大根が最高においしそう。
今までお店でもふろふき大根なんて、雑に食べてて、損してた気さえしてくる。

このマンガ、お寺グルメものとしても、おいしそうでよだれ出るんだけど、
正統派ラブコメ(死語)としても、先が心配でページをどんどんめくりたくなるマンガ。
そんなお話とおいしいものの絡みのバランスが絶妙。
何よりすごいのは、一巻から8巻に向かって、じわじわゆっくり確実に、
主人公がかわいくて魅力的になっていくこと。
古くは「あしたのジョー」の矢吹丈が、最後「真っ白の灰になる」まで、
だんだんだんだんかっこいい男になっていった。絵もね。
この主人公・臼井サチも、そんな感じ。
表紙では相変わらず三枚目っぽい表情してるけど、マンガ読んでると、
言動や表情がかわいくて、思わず感情移入してしまう。

この作品に、ボクの関わりは極めて薄いんだけど、面白いので、是非読んでみてください。