2020/12/05 14:32


第7期プレミアム箸置き、12月19日午前11時に発売開始することに決定。
今回は、今までで一番多く、全部で57種57個を予定しています。

上は一昨日描いたもので、これまでに自分が作ったキャラクター。

「ドヒャーくん」は、たぶんボクが8歳、小学2年生の時に生まれて初めて作ったキャラ。
何かに驚くと「ドヒャー!」と叫びながら、片目を飛び出すほど大きく見開いてジャンプするのだけど、
そのうち驚きすぎて、大きな目が戻らなくなって、この顔になったのです。
近所の子供とわら半紙にマンガの真似事を描いていて、自然に生まれたキャラ。
そのマンガは怪獣マンガで、うんこが怪獣になったものと、人間との戦いだった。

「ハッパちゃん」は、弟と組んでQ.B.B.の名前でマンガを描き始めていた90年台初め頃、
原作に詰まって「えーい、もう、ハッパちゃん!」と窓から見えた木の葉をキャラにしたもの。
短編マンガ「ハッパちゃん」に描いた。(「栄三=金星人説」Q.B.B.[青林堂]に収録。絶版)
でもけっこう気に入って、のちにトートバッグ、ハンドタオル、ボタンにデザインした。
及びもしないけれど、水木しげる先生が紙芝居のストーリーに行き詰まって
「えーい、死んだはずのお父さんは、目玉ひとつになって生きていた!」
という水木しげるさんの「苦し紛れ」の目玉おやじ誕生話には、すごく親近感を持つんです。

「ピーピーボンボン」は、いつ頃だろう、90年ごろから落書きで描いてたかな。
93年に、CD-Rゲーム「ピーピーボンボン」[ビクター]というのを作った時、主人公にした。
ピーピーボンボンは、ボクが子供の頃に実在した名も知らぬ子供で、なぜかそういうあだ名だった。
6歳ぐらいかな。家の事情か何かで、学校に行ってなくて、原っぱなんかによく一人でいた。
ボクらはゴムボール野球に、混ぜてあげたりしていた。
髪が汚くてもじゃもじゃで、いうも困ったような顔をしていた。
高度経済成長が終わる頃、原っぱがマンションになるとともに、どこかに消えた。
その子のことを思い出すと、胸がちくんとしたので、ピーピーボンボンを探すだけのゲームを作った。
頭は、もじゃもじゃ頭をキャラ化したもので、チョロギです。

「みかん毛太郎」は、弟・久住卓也が3歳ぐらいの時、作ったもの。
トイレットペーパーの芯に、みかんの皮をのせ、マジックで顔を描き(もちろんもっと単純)、
「みかんけたろう!」と叫んでみんなに見せたので、おばあちゃんとかに、大ウケした。
忘れられず、約30年後にQ.B.B.でボクが原作を書いて、弟がマンガ化した。これも「栄三=金星人説」に収録。

「クスミサン」は、まあ、あれだ。実物はもっとじじい。

まあ、どれも自分が生んだもので、商品として形にしているので、それなりに思い入れがある。
昔のキャラの絵なんかを描いていて、ひょいっと思い出し、これらも箸置きにしておこうと思った次第。
こんなの売れないかもしれないけど、それならそれで、自分で持っていたい。